課題
NOTDesignSchoolは、立ち上げから約3ヶ月が経ったタイミングで、0期生が入り始めたばかりの状態だった。
- 事業計画がない:年間の売上見込み・支出計画がまとまっていない
- 原価構造が見えていない:生徒数・売上・講師報酬・販管費の関係が整理されていない
- 集客の仕組みがない:Figma動画講座というプロダクトはあるが、販売・集客の導線が未設計
- 資本が潤沢でない:外部資本なし、融資なし。初期資金だけで運営している状態
代表のもちさんが「困っているので助けてほしい」とXで発信していたことがきっかけで、COOとしてジョインした。
支援内容
1. 経営基盤の構築
最初に取り組んだのは、事業の「見える化」だった。
- P/L構造の可視化:売上・原価・販管費を整理し、いくら入ってきていくら出ていくのかを計算できる状態にした
- 年間事業計画の策定:1年間の売上目標・支出計画・募集スケジュールを設計
- キャッシュフロー設計:外部資本がない中で事業が「立っている状態」を維持するための保守的経営方針を採用
2. オーガニック集客の設計と実行
広告代理店出身だからこそ、初期フェーズで広告を使わない判断をした。
事業計画が未確定で資本もない段階で、オークション性のある広告に資金を投入するのはリスクが高い。そこで、代表のXフォロワーとLINE基盤という「今ある手札」だけで集客を組み立てた。
- Figma動画講座のウェビナー販売:X告知→LINE登録→ウェビナー→購入という導線を設計・実行し、キャッシュを創出
- Studio動画講座の開発・販売:Figma講座の成功パターンを横展開し、ストック型収益を拡大
- 広告費は全期間0円:使った費用はLP制作の作字代と登壇者への謝礼のみ
3. プロダクト拡張
初期のFigma動画講座1つから、段階的にプロダクトラインを拡張した。
- 「夏祭り」イベントの企画・実行:Studio動画講座のローンチイベントとしてLP設計、集客動線設計、登壇者アサインを実施。結果、1,500名の申込・1,100〜1,200名の参加を達成
- 新規3コースの開講:グラフィック・UI・Webデザインコースを開発し、1月開講で同時スタート
- 毎月のウェビナーシリーズ:メンター登壇ウェビナーをconnpassで定例化。コンテンツが蓄積される仕組みとして継続運用
- 短期講座の企画・運営:メンターが全5〜6回で担当する短期集中型の講座を新設し、NOTに触れる入口を拡大
- パーソナルプランの設計:半年に1回だった開講を、月次入学可能なカスタム型に再設計。キャッシュフローの安定化とユーザーニーズへの柔軟な対応を両立
4. 組織の自走化
COOとして関与しながらも、チームだけで回る体制を段階的に構築した。
- コミュニティマネージャーへの権限移譲:短期講座の企画・集客・運営をチームメンバーに委任。CEOとCOOが常に入らなくても進む状態を実現
- 役割分担の明確化:代表がプロダクトと思想を担い、COOが経営基盤・集客・バックオフィスを担当する分業体制を確立
- 定例会による運営の仕組み化:ウェビナー登壇者の決定や講座スケジュールを定例会で運用し、属人化を排除
成果
- 売上:0→3,500万円達成(1億円に向けて推進中)
- 大型イベント:1,500名申込、1,100〜1,200名参加
- 広告費:全期間0円
- 講座数:Figma動画講座1つ→6コース以上に拡張
- 組織:代表2名体制→チーム運営に移行